カスクフィニッシュ(樽熟成)とは
「フィニッシュ」とは、ウイスキーを樽で熟成させたあと、
さらに風味をつける目的でシェリー樽等を使って熟成させること。
フィニッシュに使われる樽には
シェリー樽・ポートワイン・マディラワインなどが使われることが多く、
それによってウイスキーの香りがより複雑になるのです。
いわば「二度熟成する」この方法を、日本酒で試したい。
そんな思いでクラウドファンディングに挑戦したところ
多くのご支援を得ることができ、
熟成酒のカスクフィニッシュが実現しました。
まずは「山吹ゴールド」を原酒として、
オーク・桜・栗という3つの樽で数ヶ月の樽熟成をかけました。
その結果、3つの樽の個性をまとった「YAMABUKI 樽熟成」が誕生したのです。
二度の熟成を経た米の豊かな旨味。そこに広がる奥深い熟成香と樽香。
さらに樽香がブリッジとなり、和食だけでなく
フレンチやイタリアンにも合わせやすくなったのです。
東西の熟成文化が融合したことで、
日本酒という枠を超えていく予感がありました。
市販化にあたり、ここからまったく新しいカテゴリーを
創造していきたいと考えています。