熟成酒とは

日本酒の真髄。
それは、米がもたらす「旨味」にあります。
米は噛むほど甘くなりますが、
実はそれはグルタミン酸やアミノ酸といった豊富な旨み要素によるもの。
熟成とは長い時間をかけて酒の旨みを引き出すことなのです。
それゆえに、熟成酒は食事のおいしさを更に引き立てることができます。

私たちは「米の旨み」を酒造りの軸に据え、
世界のどんな料理とも合う食中酒をめざしました。
そして試行錯誤の先に生まれたのが、
いまや金紋秋田の代名詞となった「山吹」です。
その価値をいち早く評価したのが、世界でした。

2009年、「熟成古酒 山吹1995」が世界最大規模の酒類コンテスト
インターナショナル・ワインチャレンジ(IWC)の日本酒部門で「チャンピオンサケ」を獲得。
名だたる大吟醸酒などを抑えて、初出品にしていきなり最高賞という快挙でした。
その後も2018年までにIWC金賞を6回受賞。
香りを極めた吟醸酒に対して、熟成酒は日本酒が持つ旨味を引き出した
もうひとつの最高峰であることを証明しました。